【清水寺】三年坂美術館|個性派アートスポットへご案内

清水寺

京都、日本の伝統の象徴

特に清水寺の近くには、日本初の幕末・明治の工芸品を展示する清水三年坂美術館があります

2000年に開館し、今や京都の観光スポットのひとつとして知られています。

しかし、その魅力を知らない方も多いのではないでしょうか?

この記事では、美術館の歴史や展示されている一流の工芸品の魅力を深く紹介します

次回の京都訪問の際の新しいスポットとして、ぜひこの美術館を計画に加えてみてください。

この記事を読むとわかること

■内容■

  • 清水寺近くの三年坂美術館の魅力と特徴
  • 展示されている幕末・明治時代の工芸品の見どころ
  • 三年坂美術館の訪問ガイドとおすすめポイント

【清水寺】三年坂美術館の起源と特色

清水三年坂美術館の設立は、現在の館長、村田理如(むらたまさゆき)の情熱から始まります。

彼は自身の美術品コレクションを日常で楽しむ願望から、平成11年に職を辞して美術館の設立への道を歩み始めました。

この美術館は、日本で唯一、幕末・明治時代の工芸作品専門の展示を行っています。

そのコレクションは一万点を超え、展示品は全て館長の個人コレクションから選ばれています

この独特のコレクションが、美術館の主要な魅力となっています。

【清水寺】三年坂美術館のハイライトとおすすめポイント

清水三年坂美術館では、常設展とともに時折開催される企画展を楽しむことができます。

展示されている作品は、金工、漆工、七宝、刺繍絵画など、日本の伝統的な技術を駆使した一流のアートが揃っています。

特に、細かいディテールを持つ小さな作品が多いため、拡大鏡を持参することで、その繊細な技術をより深く鑑賞することができます。

【清水寺】三年坂美術館での一流伝統工芸品の鑑賞

清水三年坂美術館では、日本の貴重な伝統工芸品を目の当たりにすることができます。

特に注目すべきは、皇室技芸員によって制作された一級品のコレクションです。

これらの技芸員は、宮内省(現在は宮内庁)によって特別に任命された、日本の工芸界で最も優れた職人たちです。

他の美術館とは異なり、ここでは特定のジャンルごとの名匠の作品を鑑賞することができます

ジャンルごとの有名な職人

蒔絵

白山松哉・川之部一朝

七宝

並河靖之・涛川惣助

金工

加納夏雄・海野勝泯・高瀬好山

高瀬好山の自在置物は一度見たらわすれられないほど精巧な作品で、金属に命を吹き  込んだ芸術品です

京薩摩

錦光山・藪明山

彫刻

高村光雲・安藤緑山

安藤緑山は白が基調の牙彫において革新的な作品を残しています。

刺繍絵画

加藤達之助

刺繍絵画とは、その名の通り針と糸で描かれた絵です。

【清水寺】三年坂美術館の独特な魅力

清水三年坂美術館の最大の魅力は、日本の高度な技術と手仕事の結晶を体感できることです。

かつての時代に、これほどの技術を持った職人が存在し、彼らが生み出した作品を目の当たりにすることは、まさに感動的です。

美術に詳しくない方でも、ここで展示されている各作品の繊細さや技巧に圧倒されることでしょう。

それぞれの作品が持つ深い背景やストーリーを知ることで、日本の伝統工芸の魅力をより深く感じることができます。

【清水寺】三年坂美術館の展示のハイライト

常設展(1F)

  • テーマ: 幕末・明治時代の工芸品
  • 展示内容: 金工、七宝、漆工、京薩摩、彫刻、刺繍絵画などの約60点の工芸品。
  • 特色: 約1万点の収蔵品から厳選された作品が展示されており、年間を通じて定期的に展示内容が更新されます。
    さらに、作品の制作工程や背景についての解説パネル、収蔵品の紹介映像も設置されています。

企画展(2F)

  • 開催頻度: 年4回
  • 特色: これまでの展覧会で紹介されなかった作品や、常設展では取り扱っていない特別な作品を中心に展示されます。

【清水寺】三年坂美術館からのお知らせ

幕末の時代、将軍家や大名、商人たちの後援により、日本の工芸はその技術や表現力の頂点を迎えました。

そして、明治時代には皇室の支援も受け、その伝統はさらに継承されました。

この美術館では、そうした時代背景を持つ、職人たちの繊細な技術と情熱が込められた作品をじっくりと鑑賞することができます。

作品一つ一つには、どのような意味が込められているのか、どのような技法で制作されたのかという背景があり、それを深く知ることで、その魅力をより深く感じることができます。

【清水寺】三年坂美術館の訪問ガイド

清水三年坂美術館の入館料や、比較的見て回りやすい日時をまとめてみました。

入館料

  • 一般: 800円
  • 大学・高校・中学生: 500円
  • 小学生: 300円
  • 幼児: 無料
  • ※料金には常設展及び企画展の観覧が含まれます。

混雑しづらい日時:

  • 平日の開館直後やお昼時は、比較的ゆっくりと作品を鑑賞することができます。

所要時間

  • 一般的に、美術館の鑑賞には約30分から1時間程度かかります。

【清水寺】三年坂美術館の基本情報

  • 住所:
    • 〒605-0862
    • 京都府京都市東山区清水寺門前前産寧坂北入清水3丁目337-1
  • 営業時間:
    • 10:00 〜 17:00
    • ※受付は16:30まで
  • 休館日:
    • 毎週月曜日・火曜日(祝日の場合は開館)
    • 年末年始
  • その他:
    • 展示替え期間中は休館となります。
    • その他、都合による臨時休館の可能性があります

【清水寺】三年坂美術館のまとめ

この記事を通じて、清水三年坂美術館の魅力とその背後にある日本の伝統工芸の深さを紹介しました。

日本の文化や伝統を深く知ることは、私たち日本人にとっても非常に価値のある経験です。

この美術館は、その魅力を余すことなく伝えてくれる場所です。

規模は小さいものの、その分、混雑せずにじっくりと作品を鑑賞することができます。

立地も良く、京都・清水5条駅からのアクセスが便利。

また、近隣には産寧坂や高台寺、清水寺などの観光スポットも多く、訪問の際にはこれらの場所も合わせて楽しむことができます。

ぜひ一度、清水三年坂美術館を訪問して、日本の伝統工芸の魅力を体感してみてください。

この記事のまとめ

◆内容◆

  • 清水寺近くの三年坂美術館の魅力を紹介
  • 美術館で展示される幕末・明治時代の工芸品の魅力を解説
  • 有名職人による一流の伝統工芸品の見どころを紹介
  • 三年坂美術館の訪問ガイドと基本情報を提供
  • 美術館周辺の観光スポットも合わせて紹介



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